一匹のバスを釣ったという出来事。
その一瞬の喜びを感じる為にどれだけの時間を費やすものでしょうか。
釣具屋でルアーを選ぶ為に店内を歩き回るという楽しみ。
プロの人の戦い方を学ぶ為に、DVDやケーブルテレビで見たあのルアーを使ってみようと思ったものの、
カラーバリエーションの多さに、また戸惑っていく時間は大事な時間だと思います。
同じルアーを2色買ったりして、自分が釣れた時のイメージを脳内で膨らませますよね。
イメトレは充分に、でも本当に自分がその通りに出来るのか。
様々なパターンを試すと思います。
自分が好きなルアーもあると思います。
投げるだけで楽しい、それが最初の喜びです。
でも投げても投げても釣れないという日々もあります。
日が悪いのか、バスがスレてしまっているのか、それともやっぱり自分の腕が悪いのか。
無くしてしまったルアーもたくさんあります。
やっぱり脳内のイメージと違って上手くいかないものだな・・・と思う時は誰でもありますよね。
そんな日を過ごした上で運命の瞬間を迎えた時の感動はどんな感じでしょうか。
釣れそうな日、時間は充分にある。
勉強の成果もあってバスがいそうな場所もわかるようになった。
このシチュエーションで使うルアーのセッティングもバッチリ・・・・のはず。
これで駄目なら仕方ない。
そう思って駄目だったこともたくさんありますが。
失敗の経験を積み重ねて培った自分の考える最高の条件で、
自分が出来る限りの方法を駆使して、
期待しながら、
でも駄目で元々とも考えながら放ったキャスト。
水面に落ちて沈んでいく瞬間。
手に伝わるいつもとは違う、グイっとした反応。
これは・・・もしかしてキタのかもしれない。
そう思いながらリールを巻いていきます。
魚が暴れている確かな手ごたえ、もう間違いない。
後はバラさないように慎重にラインを手元に引き寄せていくだけ。
バスの姿が見え、少しずつ陸に近づいていく。
ぎりぎりまで手元に引き寄せたバスを手を伸ばし掴む。
ついに自分の手にバスが!!
きっと、この一瞬が
釣りをしていて楽しいと思う時間だと思います。
この時の為に費やしてきた時間が
無駄にならなかったということですから。
この感動を何度も味わう為に
人は釣りに行くのでしょうか。
